これまで様々なハンドルを探しましたが、ついに終着点へ辿り着いた感じです。 ①まずこのハンドルにはおなじみの「フラット部5度ベンド」がエアロポジションを取る際にかなり手首が楽になる事。 ②リーチは65mmと、一般的なショートリーチハンドルの70mmを下回っており、30度の傾斜を持たせている事で更にブラケットの位置が手にマッチする。 ③更に、5度ベンドと65mmの超ショートリーチにより、一般的なハンドル装着時に比べて、前回より「10mm長いステム」をも装備できる事により、これはカスタムで直進安定性をも確保出来る伸びしろがあるハンドルとも言える。 ④また、ドロップ部は140mmある為、握り位置は多く、120mmのコンパクトドロップながらも140mm級の大柄ハンドルと形は違いますが互角のように深い前傾姿勢も取りやすい。 ⑤細い手・小さい手でもしっかり握り込める。 特に上ハンドル・フラット部はかなり細いパイプで構成されており、指が細かったり小さかったりで握力が少ない人でもしっかりとパイプ全体を握る事が出来る為、握力が無い人でもかなり握り込みやすい。 ⑥FZ(フィットゾーン) ①～⑤は前作シリーズですが、今回は新しくFZが投入されており、こちらに関しては前作のハンドルでは小指の握り位置が明確にならず、立ち漕ぎのダンシング時のバイクの多少の寄れがあったものの、今回のFZでは小指の行き先がブラケットの下にスッポリ入る事により見事に解決されている。 ただし個人的にではありますが、スプリントに関しては120mmのコンパクトドロップと「5度ベンドの曲がり」が腕に引っかかりやすく、やや難があるとも感じましたが、剛性や強度はそれなりに高く、この値段と性能で考えると、初心者～上級者まで扱いやすい実力のあるハンドルとも言えます。 ただ大柄なライダーであったり、手が大きく指が太い人には窮屈さを感じる事もあるかもしれません。 ただ小柄系なライダーには結構ピッタリ合う人は多いのではないでしょうか。